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公開日:2016/05/05 最終更新日:2016/04/28 (11:29)
今月の 「くすひろ おススメの1冊!」
いつも『くすりのひろば(くすひろ)』をご利用いただきありがとうございます。毎月1回、くすひろよりおススメする『本』を1冊ご紹介します。皆様に興味を持っていただければ幸いです。
【今月ご紹介する本】
■ 急変するかも! 重症感がある… 何かヘンだ? 危険なサインの謎を解く
■内容紹介
危険なサインを直感的に察知することは,
知識を学ぶだけで身につくものではない.
医療現場で経験を積み重ね,丁寧に振り返ることで習得できる.
本書では「経験と振り返りのサイクル」を効果的に促進する
生きた知識や五感を使って危険なサインを見抜く方法として
著者が提示する「五感アセスメント」を解説.
すべての医療スタッフにお勧めの一冊.
≪序文≫ ※出版社サイト引用
監修のことば
「患者が大変危険な状態に晒されている」ことを察知するのは,
医師,看護師,薬剤師,臨床検査技師など,すべての医療者にとってきわめて重要である.
救命救急士,介護者も同様である.
一般人にとっても,目の前の人が危険な状態にあるかどうかを判断できることが望まれる.
病気や治療を解説している教科書は数多い.
ところが,同じ病気を解説しても,患者の容態が生命の危機にさらされたり,
急激に悪化する状態にあることを説明している書物はほとんどない.
たとえば,肺炎では,発熱,呼吸困難,咳,痰などの症状があることを解説しているが,
どういう状態だと生命に危険が迫っているかを論理的に解説していない.
医療の現場では,いち早く患者が生命の危機にあるかを察知し,
どう対処するかが患者の予後を改善するのに重要である.
医療従事者に重要と言われながらもこうした危険察知マニュアルがない点に着目し,
本書は危険な状態を察知する徴候をわかりやすく説明し,
しかもその理論的背景を解説している.
典型的な症例を挙げてから解説に入っている点は読者に関心を呼ぶだろう.
危険なサインをいかにキャッチするか,危険なサインの理論的背景は何か.注意すべき点を,
ホメオスタシスの変化に対応するサバイバルシステムの観点からわかりやすく説明している
東京医科歯科大学 特命教授 奈良信雄 監修
津田沼中央総合病院 内科 佐仲雅樹 編集
出版社:南山堂
■詳しくはこちら
急変するかも! 重症感がある… 何かヘンだ? 危険なサインの謎を解く